官報(6728号)によると、東京都渋谷区神泉町の「株式会社ゴールドインターナショナル」は2月24日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年(フ)第904号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年5月20日午前10時30分、破産債権の届け出期間は平成28年3月23日までとなっている。また、破産管財人には大橋君平弁護士(渥美坂井法律事務所・外国法共同事業、東京都千代田区内幸町2-2-2、電話03-5501-2111)が選任されている。信用調査大手の東京商工リサーチによると、負債総額は債権者約30名に対して約1億7200万円。
同社は平成18年6月に設立された服飾販売業者。ギャル系と呼称される衣料品や服飾雑貨を販売するほか、メーカーや商社への商品企画提案なども手掛けていた。ファッションブランド「GOLDS infinity」を立ち上げて首都圏を中心に大阪や名古屋などの商業施設内に出店したほか、インターネット通販も展開し、平成22年2月期には売上高約7億5000万円を計上していた。しかし、他社との競合や市況低迷などで売上が減少し、多店舗展開による資金負担が重荷となっていたため、逐次スクラップアンドビルドを進めてきたが減収に歯止めがかからず、業績回復の見通しが立たないため、2015年9月末に事業を停止していた。なお、「GOLDS infinity」については「株式会社フェリシティ」(東京都目黒区青葉台)に事業が承継され、現在も店舗運営については継続されている模様。
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