同社は2000年（平成12年）に温泉・宿泊施設を併設した道の駅「もみじ川温泉」の管理運営を目的として設立された第三セクター。同施設は国道195号線沿いに建設され、町営の温泉施設として運営されていたが、2000年4月25日にリニューアルし、同年8月18日に道の駅として登録。併設している温泉施設は近隣に湧く源泉（泉質：単純硫黄泉（硫化水素型））から湯を引いており、あじさい湖（川口ダムのダム湖）に面した展望浴室のほか、サウナや泡風呂を備えていた。
道の駅として開設後の経営は比較的順調で、開設当初の2000年度には約1億7000万円の年売上高を計上していたが、2013年度に経営上の混乱などのため1179万円の赤字に転落*1。その後も経営状況が好転しなかったことから、主要株主である町は自力再建困難と判断、2015年1月に開催された臨時株主総会において解散が決議されたことから、その後は清算のための残務処理を行っていた。これにより、同施設は2015年3月に閉鎖された。
その後、那賀町は同施設の指定管理者に阿南市のケーブルテレビ事業者「株式会社ケーブルテレビあなん」を選定。既に開始されていた改装工事のほか、同社による各種許可の取得を経て、同施設の営業は2015年11月から再開されている。
*1:「もみじ川温泉」指定管理者 那賀町、ケーブルあなん選定（徳島新聞）
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