創業130年を誇る老舗書店「BOOKS 成錦堂」の経営会社に破産開始決定 郷土史復刻に尽力も、活字離れで経営悪化

官報(6698号)によると、兵庫県洲本市本町「有限会社成錦堂」は1月12日、神戸地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成27年(フ)第76号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年3月28日午前11時30分、破産管財人には中村真弁護士(方円法律事務所、神戸市中央区中町通2丁目1番18号 日本生命神戸駅前ビル6階、電話:078-362-1141)が選任されている。

同社は1885年(明治18年)に創業した、創業100年以上の歴史を誇る老舗書店の経営会社。郷土史などの復刻に積極的な書店として知られており、淡路島に関する書籍に関しては「世界一」を謳っていた。ピーク時には約2億円の年商を計上していたが、近年の活字離れや少子化などの業況の悪化により売上高が1億円内外にまで低下し、2015年9月30日に事業を停止し、自己破産の準備に入っていた。負債額は、事業停止時の産経新聞の報道*1によると、約1億円が見込まれている。

*1:創業130年の老舗書店「BOOKS 成錦堂」自己破産申請へ(産経新聞WEST)


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