神戸製鋼は傘下の建設機械メーカー「コベルコ建機」(東京都品川区)と「コベルコクレーン」(東京都品川区)を2016年4月1日付で経営統合すると発表した。存続会社をコベルコ建機とし、コベルコクレーンを消滅会社とする吸収合併方式で実施される予定となっている。新会社はショベル・クレーン両方のメニューを兼ね備えた総合建設機械メーカーとして、グローバル展開を加速させ、コベルコブランドの浸透を図っていくという。
神戸製鋼グループの建設機械事業は1999年10月のコベルコ建機の発足、2002年1月のCNH Global N.V.社(本社:オランダ)との提携開始を経て、2004年4月にコベルコ建機からクレーン事業を分社化し、コベルコクレーンを設立して以降、2社体制の下、それぞれの事業に特化して日本国内及び海外で事業展開を推進していた。
同グループが2013~2015年度グループ中期経営計画の中で掲げている「機械系事業の戦略的拡大」に向けて、より一層の事業基盤の強化とグローバル展開の加速が必要と判断したため、2015年5月から両社の統合について検討を進めてきたという。この経営統合により、経営の効率化や商品開発力の強化、グローバル展開の強化を図るとともに、ショベル・クレーンで培った技術のシナジーによる新たな可能性を追求していくとしている。
■関連リンク
コベルコ建機株式会社とコベルコクレーン株式会社の経営統合(合併)について
http://www.kobelco-kenki.co.jp/corporateinfo/news/2015/1221.html
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