クラブ運営会社「ユナイテッドレジャー＆ミュージック」に破産開始決定 南青山の「Le Baron de Paris」など経営

官報（6699号）によると、東京都港区西麻布のイベント企画・飲食店経営「株式会社ユナイテッドレジャー＆ミュージック」は13日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年（フ）第35号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年4月8日午後2時30分、破産管財人には酒井広志弁護士（弁護士法人法律事務所オーセンス、東京都港区六本木4-1-4、03-3585-2666）が選任されている。

同社は2004年7月に設立されたイベント企画・飲食店経営・ブライダル事業を行う会社。2005年にクラブラウンジ「Velours（ベロア、2014年12月閉店^*1）」を開店すると、2006年12月には南青山でフランスの有名クラブ「Le Baron（ル バロン）」の姉妹店「Le Baron de Paris（ル バロン ド パリ、2015年8月31日閉店^*2）」、大阪で大型クラブ「Onzieme（オンジェム、2016年3月12日閉店予定^*3）」を開店。その翌年には会員制個室バー「Amour（アムール、閉店）」を開店するなど、結婚式の二次会会場やイベントスペースとしても利用できるクラブラウンジを複数運営し、ファッション業界人らの社交場として親しまれていた。また、自社店舗を利用する形でのブライダル事業も行い、2012年4月期には5億2000万円の売上高を計上していた。

*1:Veloursが閉店 12/31GRAND FINALE開催（iFLYER）
*2:青山のクラブ「ル バロン ド パリ」が9年弱の営業を終了（Fashionsnap.com）
*3:Onzieme（オンジェム）を愛してくれた皆様へ。（Live & Bar ONZIEME、archive.isによる魚拓）