官報(6698号)によると、茨城県ひたちなか市の商業施設運営「株式会社那珂湊商業開発」は12日、水戸地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年(フ)第8号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年3月30日午前10時、破産管財人には飯島章弘弁護士(あおい法律事務所、茨城県水戸市大町1-2-27、電話:029-353-7855)が選任されている。
同社は、ひたちなか市那珂湊地区にある商業施設「那珂湊ショッピングセンター ピアポート」の運営会社として、同施設に入居するテナントのうち、核テナントであるカスミ及びカスミアルファ以外の専門店38店舗のテナント管理を行っていた。しかし、近隣に競合となるスーパーが出店するなど競争が激化したためテナントの撤退が相次ぎ、施設建設費の返済の目途が立たなくなっていたという。東京新聞の報道*1によると、負債総額は約6億円に上るとみられている。
今回の破産開始決定により、専門店街については1月31日まで「完全売り尽くし閉店セール」を実施し、その後、閉店することになったという。尚、株式会社カスミが経営している売場については2月以降も引き続き営業が継続されるとしている。
■関連リンク
那珂湊ショッピングセンター ピアポート
http://www.piaport.co.jp/index2.html
*1:「ピアポート」運営 会社が破産手続き 負債総額6億円(東京新聞)
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