ムンディファーマ、スペクトラム・ファーマの日本法人を3月に吸収合併 分子標的薬の製造販売承認も承継

官報(6701号)によると、東京都港区の製薬会社「ムンディファーマ株式会社」は、2015年11月16日付で買収し、同社の完全子会社となっていた「スペクトラム・ファーマシューティカルズ合同会社」(米・Spectrum Pharmaceuticals, Inc.の日本法人、本社:東京都中央区)を3月1日付で吸収合併すると発表した。これに伴い、同社はスペクトラム社が保有している分子標的薬「ゼヴァリン®」製品の製造販売承認を承継するとしている。

「ゼヴァリン®」は現在、ヨーロッパ、ラテンアメリカ諸国、アジア地域を含む40ヶ国以上で承認され、日本では再発または難治性の悪性リンパ腫(低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫およびマントル細胞リンパ腫)の治療に使用されている。同社によると、スペクトラム社を吸収合併しゼヴァリン®製品を承継することにより、同製品を必要とする患者の治療アクセスの向上と、現在当社のパイプラインにあるがん製品と合わせて治療機会を拡大することを目指すとしている。
なお、発売元については現在の富士フイルムRIファーマ株式会社のまま、変更はないという。

■関連リンク
ムンディファーマ株式会社
http://mundipharma.co.jp/
Zevalin® 医療関係者用サイト
http://zevalin.jp/unmember/main.php


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