官報(6698号)によると、札幌市中央区の各種システム開発「株式会社マクサム」は12日、札幌地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成28年(フ)11号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成28年4月14日午後1時30分、破産管財人には林賢一弁護士(米屋・林法律事務所、札幌市中央区南1条西10丁目3番地南1条、電話:011-281-2201)が選任されている。
同社は1992年(平成4年)に設立された各種システム開発会社。財務会計システムや販売管理システムなどを得意としていた。95年に東京支店(2014年に東京支社に変更)、96年に西日本事業本部(98年に株式会社マクサム・エフとして分社化)を開設するなど事業規模を拡大していた。また、設立当初は客先常駐案件を中心としていたが、近年は社内開発案件の獲得を積極的に行うなど社内改革を推進し、2015年3月期には3億500万円の売上高を計上していた。
その後、2015年12月1日付で存続会社を「記帳代行サービス.com」などを運営するアーバン・コーポレーション株式会社(横浜市西区)とする合併を行い、全従業員がアーバン社に移籍したため、28日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任して自己破産の準備に入っていた。なお、同社所在地は現在、アーバン社の札幌支社となっている模様。
■関連リンク
アーバン・コーポレーション株式会社
http://www.urban-web.co.jp/
コメントを投稿
削除申請等の場合は本人確認が可能な個人情報の入力が必要です。匿名での申請は受け付けておりません。