「実録!炎の警察官24時」など制作の「株式会社こころ」に破産開始決定 震災番組関連で制作費かさむ


信用調査大手の東京商工リサーチによると、東京都江東区のテレビ番組制作会社「株式会社こころ(CoCoLo)」は12月22日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には深道祐子弁護士(仁科・深道法律事務所、千代田区紀尾井町3-29、電話03-3222-9925)が選任された。負債総額は債権者55名に対して約1億5600万円。

同社は2004年6月に設立されたテレビ番組の制作会社。ドキュメンタリー番組制作に強みを持っていた制作会社「株式会社リュウホン」のテレビ番組制作業務を継承するかたちで発足し、大手テレビ局などにネットワークを築いていた。フジテレビ「Mr.サンデー」「実録!炎の警察官24時」といった報道系の番組やドキュメンタリー番組の制作などを手掛けていたほか、東日本大震災関連の番組制作も行い、相応の評価を得ていた。

しかし、この震災関連の番組制作で制作費がかさんでいたうえ、ここにきての競合激化など業界環境は厳しく業績不振が続き、先行きの業績の回復見通しも立たなかったため、今回の措置となったという。


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