白百合女子大学のキャンパス風景 |
「人間総合学部」は、<児童文化><発達心理><教育・保育>の三つの視点から、人への理解や支援の在り方について学ぶことが特徴。少子化・情報化など、社会環境が大きく変わる中、その変化がもたらす影響や新しいニーズに柔軟かつ積極的に対応できる人材が求められる現在において、子どもの成長、人間が心身ともに健やかに生きていくために必要な支援ができる女性の育成を目指すとしている。
以下が、開設される学科の詳細となっている。
また、募集開始時期などの詳細については決定次第、同大学のウェブサイトで公表するとしている。
1学部体制から2学部6学科体制へ |
児童文学と文化について、「研究」と「創作」の2つの観点から専門的に学べる日本で数少ない学科。児童文学だけでなく、漫画、おもちゃ、キャラクターなど子どもに関連する文化全般を研究対象とします。児童の環境を形成する児童文学・文化の研究と絵本・童話などの創作を通じて、想像力と創造力をもった人材、子どもに親しい文化を通して子どもの世界を知ると同時に、文化の継承や新しい文化の創造に積極的に関与できる感受性と専門知識をもった人材の育成を目指す。
■人間総合学部 発達心理学科(入学定員50名)
人間の心を成長変化の視点から捉える発達心理学を中心に、乳児から高齢者まで、それぞれの段階の「発達」のしくみを学び、他者の在り方を理解し、共感する力を身に付けることを目標とする学科。乳幼児期から高齢期に至る生涯発達の標準型と多様性を、生物学的、社会文化的な背景とともに理解することを目指します。それにもとづいて、人生のさまざまな時期に遭遇する発達的な課題や危機を理解し、発達障害や精神疾患等の臨床的問題に関する専門知識を、人々の心の健康の増進を図るための支援スキルとして活かせる人材育成を目指す。
■人間総合学部 初等教育学科(入学定員75名)
幼稚園教諭免許と保育士資格取得を目指す「幼児教育コース」と小学校教諭免許取得を目指す「児童教育コース」の2コースを設置。それぞれのコースの中で、教育者として必要な知識・技能を習得することに加え、子どもの理解に役立つ児童文化や発達心理学についても併せて学び、より専門性の高い教育者を育てます。子ども一人ひとりをかけがえのない存在としてとらえ、その個性を尊重しながら知性と感性をともに育んでいくことができ、子どもをめぐる社会や文化の状況を理解し、乳幼児期・児童期の子どもの心身の発達を十全に保証する場と機会を創りだそうと努力をする保育者・教育者の育成を目指す。
*1:「文学部 児童文化学科」が学部として独立することで「人間総合学部」になります。
*2:現在の「文学部 児童文化学科」の専攻コース及び新設する「初等教育学科」で「人間総合学部」の学科を構成します。
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