京セラ、江西省に精密工具の工場を建設へ 合弁会社を設立、2016年1月稼働予定

新工場の完成イメージ

京セラは、中国における機械工具事業のさらなる強化を図るため、中国において新工場の建設を開始した。6月29日、中国江西省カンシュウ市の「京セラ精密工具（カンシュウ）有限公司」にてカンシュウ市政府関係者出席のもと、起工式を執り行った。同社は、自動車の生産台数が世界一の中国において、拡大を続ける自動車産業向けの切削工具の需要に対応するため、京セラと中国のタングステン精錬会社の「カンシュウ海盛タングステンモリブデン集団有限公司」によって2015年1月に設立された合弁会社。新工場は、2016年1月より稼働を開始し、超硬チップの生産を行う予定となっている。京セラによると、中国における機械工具事業の生産拠点としては、東莞・珠海・上海に続き4拠点目となるとしている。

■新工場の概要
所在地 ：　中国江西省カンシュウ市経済技術開発区
着工 ：　2015年6月
稼働開始 ：　2016年1月（予定）
敷地面積 ：　約20,000 m2
総床面積 ：　約23,000 m2 （2階建て）
生産品目 ：　超硬チップ