ライザップの運営会社、医薬品事業の開始を取締役会で決議

健康コーポレーション
パーソナルトレーニングジム「RIZAP(ライザップ)」の運営や、「どろ豆乳石鹸 どろあわわ」などの美容関連商品の発売元として知られる健康コーポレーション株式会社(東京都新宿区)は、平成27年6月5日開催の取締役会において、新規事業として「医薬品事業」の
開始を決議した。今月中にも新会社を設立し、8月頃には医薬品の販売を開始する予定となっている。なお同社によると、連結業績予想に与える影響については、軽微と判断しているという。

医療費負担の問題の深刻化を受けて政府が閣議決定した「日本再興戦略」改訂2014において、保険者の保健事業として、一定基準を満たした場合にヘルスケアポイントなどを付与したり、個人の健康・予防に向けた取り組みに応じて保険料に差を設けるインセンティブ導入の検討が表明されている。これにより、生活習慣病対策や健康管理・増進など、病気を未然に防ぐセルフメディケーションのニーズは、今後、ますます盛り上がりを見せるものと思われ、ヘルスケア市場は2020年度には4.4兆円にまで成長すると予想されている。

同社では、子会社でトレーニングジム運営のRIZAP株式会社において医療機関と提携するなど、本格的な予防医療分野サービスを開始できる準備が整いつつあるといい、医療連携の一環として医薬品事業を開始することで、同社の強みであるマーケティング力・販売力を活かして、医薬品を本来必要とされるお客様に適切なタイミングで提供し、いつまでも健康で輝きたいという 「自己実現の欲求」を支援できるよう取り組んでいくとしている。

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