アカウンティング・サース、手元にマイナンバー情報を持たずに電子申請可能なシステムを発表 「A-SaaS」ユーザー以外も無料で利用可能

税理士向けクラウド税務・会計・給与システム「A-SaaS(エーサース)」を運営するアカウンティング・サース・ジャパン(東京都港区)は16日、マイナンバーの収集から保管、税務申告までクラウド上でシームレスに完結する新サービス「マイナセキュリティ」を8月上旬から無料提供するとを発表した。同サービスは、2015年7月から利用希望者(税理士)の事前予約受付を開始する予定としている。

「マイナセキュリティ」の概要
「マイナセキュリティ」は、「A-SaaS」ユーザーか否かに関わらず、すべての税理士事務所において無料で導入できるクラウドサービス。
また、税理士事務所と契約している中小企業は、税理士を介して「マイナセキュリティ」を無料で利用することができるという。税理士事務所は「マイナセキュリティ」を利用して顧問先企業の従業員に固有のIDを発行し、顧問先企業の従業員はそのIDから管理画面にログインして、直接マイナンバーを入力できる。入力されたマイナンバーは、「A-SaaS」クラウド給与システムや税務システムと連動する。そのため、税理士事務所は「A-SaaS」クラウド税務システムと「マイナセキュリティ」の両方を利用することで、手元にマイナンバー情報を持つことなく、クラウド上でシームレスに源泉徴収票、所得税など電子申請・電子申告をすることが可能になるという。

「A-SaaS」は、この「マイナセキュリティ」をサービスラインナップに加えることで、オンライン上で日々の記帳からマイナンバーを利用した税務申告までクラウド上で完結できる、国内で唯一の税務・会計・給与システムになるとしている。また、税理士が顧問先企業に対して「マイナセキュリティ」の利用を促進することで、中小企業においてもクラウドに触れる機会が創出され、クラウドの利便性、安全性に対する啓発と認知が進むだろうとしている。

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