株式会社アカクラ |
同社は婦人靴専門店の「アカクラ」として高い知名度を有し、近時は主要店舗の「AKaKuRa」を中心に「FLAG」「FLAG-J」「SHOES PORT」「Magia di mano」の店名で商品構成別に多店舗を展開し、主要ターミナルの駅ビル内や大型ショッピングセンター等全国に92店舗を構えていた。また積極的な出店攻勢でピーク時の平成4年3月期には100店舗以上を構え、売上高160億5000万円をあげていた。
しかし、それ以降は消費の不振や低価格ブランドの台頭などから売上のジリ貧が続き、平成26年3月期は売上高102億4400万円にとどまっていた。また、2015年に入って以降、相次いで不採算店舗の閉鎖を進めていた。関連会社のアカクラインターナショナルは仕入窓口としての位置付けでアカクラへの販売が中心で、平成25年9月期は売上高61億5000万円をあげていた。
こうしたなか、スポンサーとして中国資本で投資運用業を手掛けるCITIC Capitalグループ傘下のファンドによる支援が決定したため、プレパッケージ型の民事再生法の適用を申請した。スポンサーによると「今後、アジアからのインバウンド需要を取り込んで再生に取り組みたい」としている。
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