書店取次4位の栗田出版販売が民事再生法の適用を申請し倒産 負債総額約135億円

栗田出版販売
東京商工リサーチによると、書籍取次大手で業界4位の栗田出版販売株式会社(千代田区神田神保町)は6月26日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。申請代理人は軸丸欣哉弁護士(弁護士法人淀屋橋・山上合同、大阪府大阪市中央区北浜3-6-13、電話06-6202-4446)。負債総額は約134億9600万円(平成26年9月期決算時点)。

同社は大正7年に栗田書店として創業し、業歴は97年におよぶ老舗。書籍のほかCDなどのメディア類も扱い、書店や百貨店、スーパーなどに営業地盤を構築してきた。ピーク時となる平成3年10月期には売上高約701億円をあげていたが、バブル崩壊後の出版不況の影響などで徐々に売上高は減少していった。21年9月期以降は売上高が500億円を下回り、赤字を頻発。このため24年3月に本社を移転、売却し、リストラも進めていた。

しかし、業績は復調せず26年9月期の売上高は329億3100万円にまで落ちこみ2億6200万円の赤字を計上、1億9700万円の債務超過に転落していた。なお、平成19年に旧ヤマト運輸(現ヤマトHD)から取得したブックサービスについては今年4月に楽天に譲渡している*1

*1:栗田、ブックサービスを楽天に譲渡(新文化 ONLINE)

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