ビューティ・ソリューションズ、民事再生法の適用申請を取り下げ 再生に必要な運転資金不足などで

ビューティ・ソリューションズの企業サイト

帝国データバンク、東京商工リサーチなどによると、エステサロン経営のビューティ・ソリューションズ(資本金4000万円、
港区麻布台1-11-9)は、5月12日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請していたが、5月26日に同申し立てを取り下げた。

同社は、2010年4月に設立されたエステティックサロンの経営会社。女性向け店舗「Heart&Beauty」や、男性向け店舗「G-style」など全国約30店舗を展開していた。このほか、オーガニック化粧品を利用したリラクゼーションサロン「ハートアンドビューティリラク」、セルフ方式のネイルサロン「Self Style」などを運営。また、タレントの東原亜希氏がプロデュースした骨盤ベルトなど美容関連商品の販売も行い、2014年3月期は年収入高約32億4900万円を計上していた。

しかし、新規出店、新事業開拓、他企業との提携などで資金需要が高まるなか、多額の債務を抱えて資金繰りがひっ迫したとして
5月12日に民事再生法の適用を申請していた。その後、代表取締役の地位をめぐって争いがあることや、金融業者がビューティ社の民事再生手続きに異議があると申し入れたこと、再生のために必要な運転資金の用意ができていないとみられること、などから
再生に関する方針を変更。申立て事由が事実と異なる可能性も出てきたため、今回の措置となったという。

【関連リンク】
帝国データバンク 大型倒産情報
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4054.html
東京商工リサーチ TSR速報(Gyozoによるキャプチャ)
http://gyazo.com/c48d6570a1a4308c9d9ef2e1fe0e5555

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